やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

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このブログを書いているのは誰なんだろう

 金曜日に放送された『僕らの音楽』にて、ミスチルの桜井さんと伊集院さんの対談を観ました。
 桜井さんが伊集院ラジオの熱烈なファンということで、桜井さんから「ラジオとテレビではキャラが違うけれど、どう使い分けているんですか?」みたいな“踏み込んだ”質問がされたのが面白かったです。


 「最初はラジオの自分が素の自分で、テレビの自分はよそ行きの自分だったんだけど……最近は、ラジオの自分は素の自分よりも更に酷いことになっていると気付いた」

 伊集院さんの答えはこんなカンジ。
 なるほど。「酷い」というのは単に「毒舌」というだけではなく、必要以上に「弱音」を吐いたり「愚痴」をこぼしたり、本人すら気付かなかった情けない自分を曝け出しているとも言えて。“情けない自分を曝け出す”伊集院さんのラジオに、“情けない自分だって良いじゃない”を歌にしている桜井さんが惹かれる(本人曰く、影響を受けているとも)のは凄くよく分かる話だなーと思いました。




 「素の自分のつもりが、いつの間にか“素の自分”以上の素になっていた」

 ここからは僕の話。偶然にも今まさに僕が悩んでいることです。
 僕はこのブログを書くにあたって唯一「思っていないことは書かない」ことをルールにしていて、ウソ偽りない“素の自分”を曝け出しているつもりでいたのですけど。最近はそんな“素の自分”なんて、本当はどこにもいないんだと思うようになりました。


 僕はブログには「思っていること」をそのまま書きますけど、普段は「ストライクゾーンは14~16歳」とか「三次元には興味がありません」とか「恵那は俺の嫁」みたいに思ったことを口に出したりはしません。ヲタクであることは極力隠していますし、このブログもリアル知り合いは両親以外誰も読んでいないはずです。

 ブログに書いていることは(時々、たしかに誇張が入る時はありますが)まず間違いなく「僕が考えたこと」で「僕が書いていること」なのですが、でもこのブログに表れているような人格は何処にも存在しないことも確かで。やまなしレイって誰なんだろう?と、ふと疑問に思うことがあります。



 それでも僕は「思っていること」をそのまま書き続けることには意味があると考えていて――
 僕は自分が“変なヤツ”であることは自覚しているのだから。その「思っていること」をそのまま書くことによって、もしかしたら世界のどこかにいるかも知れない「こんなこと考えているのは自分だけだと思っていたよ」という人や、「自分とは違う考え方だけど、こんな変なヤツが生きているのも面白いな」と思ってくれる人がいるかも知れないし。
 それは巡り巡って、自分にとっても嬉しいことじゃないかと思ってきたのだけれど。



 喩えば、当時自分の周囲では唱えている人が少なかった「貧乳女性が好きだ」を思ったまま書き続けてきて、全然別の場所で同じように「貧乳女性が好きだ」と語っていた人達と交流することが出来て「俺達は一人じゃなかったんだ」を実感することが出来たのだけれど……

 逆に、貧乳女性からはスッゲー嫌われるようになってしまって。




 「貧乳女性が好きだ」と思っているのは僕だ。
 「貧乳女性が好きだ」と書いているのも僕だ。
 でも、「貧乳女性が好きだ」という言葉はいつの間にか、やまなしレイのものになっていて。
 「俺達は一人じゃなかった」と共感しあっていたのはやまなしレイで。
 貧乳女性から嫌われているのは、やまなしレイ?僕?それとも両方?



 分からない。本当に、本当の自分って何なんだろう。誰なんだろう。
 もしやまなしレイが僕でなくて、別の形でどこかで出会っていたのなら、腹を割って喋れる友人同士になれたのか、思ったままを語ってしまう怖さを知らない彼を憎むのか、果たしてどっちだろう。

 ふと、そんなことを思う。


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| ひび雑記 | 18:16 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 本当の自分って何だろう、といわれて、では「逆に今の貴方が偽者だという確固たる証拠を出してみてください」といわれてもそんな悪魔の証明は出来ないわけで。やまなしさんが何時頃その名前を使い始めたとか、何で本名ではなく別の名前を使おうと思ったのかを振り返ってみれば少しは答えが見えてくるんじゃないですかね。
 例えば私の場合。
 ハンドルネームだろうとペンネームだろうと源氏名だろうと、別の器を用意しようとするにはそれ相応の理由があるはずです。例えば、私はネットではリアルのしがらみを忘れて好き放題思うが侭に喋り倒したいとか。そしてその器で色々主張するわけですが、他人からはそれが「本物の器」としか見えません。それしか見えないのですから当然ですね。そしてリアルでのしがらみから離れる為に別の器を作ったのだから、「普段=リアル」の状態ではこちらの面は出てこないのが当たり前といえば当たり前です。出るのはネットで、こうして不特定多数の人物と触れ合っている時などになるわけです。
 そしてその別の器に「asd」という別の名前を付けたことから、やまなしさんのコメント返しのように「へー、asdってそういう人だっのか」という反応を得る度に、それに影響されて「自分=asd」が変化していく…。恐らく自分でも知らない内に、自分で「asd」という人物をロールプレイしていたりするんじゃないかなと思います。そして「自分=asd」なので、「asd」の変化に引きずられて自分も変わっていく。他人とは「asd」の器でしかやり取りをしない(出来ない)ので、ふと本来の器に戻った時に「あれ俺ってこんなこと考えるやつだったっけ?」と、自分の事なのに疑問に思ったりするわけです。「他人が変わっていると思ったら変わっているのは自分だった」というポルナレフも真っ青な驚きというか戸惑いみたいなものですね。そして何かと回りくどくなったり長文になったりするのが私の悪い癖ですごめんなさい。
 こういうところこそ変わって欲しいのですが…。

 最初読んだ時は『中二病っぽいなぁ』とか思いましたが、いざ真面目に考えてみるとこれが結構ややこしかったり面白かったり。思春期に考える事は、人類の永遠のテーマばかりですね。「自分って何?」という問に十人中十人が納得する答えを用意できたら、哲学あたりの学問史に名前を残せるんじゃないんですかね。

| asd | 2008/12/14 23:04 | URL | ≫ EDIT

>asdさん

>何で本名ではなく別の名前を使おうと思ったのかを振り返ってみれば
 ふむふむ。
 この「やまなしレイ」ではなく前のHNを使い始めた時は、「周りがみんなそうだったから」でした。それがネット上のルールだと思って、それに適合しようと思った―――つまりは、自分をネットの中のルールに組み込もうとしたんですね。『似顔絵チャンネル』の限られたパーツで、自分の顔を作ろうとしたみたいなカンジ。

 で、創作活動をしようとした際に「やまなしレイ」を使ったのは、その流れを受け継ぐ意味(ネット上で活動することの宣言)と、本名だと敵が多かったこと(現実との別離)と、単純に本名の響きがあんまり好きじゃなかった+特徴的な名前の方が覚えられそうと思ったから(創作活動の都合上)。

 そう考えると……この「やまなしレイ」は、最初から僕自身と切り離された存在だったということなのかも。むしろブログをやっていて「貧乳が好きだ!」とか「恵那は俺の嫁」とか言っていくことによって、僕の内面に近づいてきているというか……??


 いや、でも僕は「やまなしレイ」ほど酷くはないと思うのです。自分でも何を言っているのかサッパリだぜ、ですが(笑)。喩えば僕が毎日チョコチョコと「貧乳が好きだ!」と考えているのに対して、「やまなしレイ」は1週間分をドーン!!と一挙に大放出してしまうようなカンジです。1週間分鬱積したものをブログで吐き出しているというか。
 なので、「俺ここまでエロイこと考えてねえよ」と僕は思うのですが……トータル値ではあまり変わらないのかもなぁと思いました。

 で、いつの間にか僕自身その「1週間分」の値が自分の「1日分」の値だと勘違いし始めている……?もうワケが……

| やまなし(管理人) | 2008/12/16 05:51 | URL | ≫ EDIT















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