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SDカードメニューとか、『FF』のVC配信とか、語ることが多すぎる3月26日

 熱心にゲームの情報を集めている人でもない限りその存在を知りもしないでしょうが、現在アメリカ・サンフランシスコでGDCというイベントが行われています。GDCはGame Developers Conferenceの略で、ゲーム開発者のためのカンファレンスなので一般消費者にはあまり関係がないのですが―――日本人開発者も講演する人がいるので注目が集まっていました。


 その中の一人が、任天堂の岩田社長。
 「ゲーム開発者のためのカンファレンス」なので東京ゲームショーやE3のような「なんと!あの作品が発表されました!」的なニュースは出てこないと思っていましたが、その講演に合わせてなかなかに面白い情報が出てきた1日でした。



● Wii本体更新、SDカードメニューが登場
 公式サイト
 N-Stylesさんが分かりやすい解説をされているのでどうぞ


 なんのこっちゃ?と思っている人に説明をしますと……
 Wiiは本体内にフラッシュメモリを持っていて、ソフトのセーブデータやダウンロードソフトをそこに保存する仕組みになっているのです。しかし、ダウンロードソフト(バーチャルコンソールやWiiウェア、Wiiチャンネル)が沢山配信されるとフラッシュメモリ内に収まりきらない人が増えてしまいました。
 そうしたデータはSDカードに退避できるのですが、Wii本体→SDカード、SDカード→Wii本体にデータを移動させるのにはかなりの時間がかかってしまうので、沢山ダウンロードソフトを購入している人ほど不満を抱くという現象が起こっていました。


 で、今回の更新で―――
・SDカードに退避させてあるダウンロードソフトを、Wii本体に移動させることなく起動できるようになった
・ダウンロードソフトの購入時に、「Wii本体」に保存するか「SDカード」に保存するかを選べるようになった

 の2つの機能が追加されたことで、これらの不満が解消されたというニュースなのです!
 実際にSDカードメニューを使ってみると、SDカードメニューを開いた時の読み込み、ソフトを選んだ時の起動時間(Wii本体内の空き容量に一時コピーしているそうな)は数秒単位でかかるという印象を受けました。

 それでも、これまでかかっていた時間に比べれば遙かに速いですけどね。
 定期的に起動するWiiチャンネルや攻略中のソフトはWii本体内に入れておいて、たまに遊びたくなるソフトや友達が遊びに来た時用のソフトはSDカードに移しておくというのが無難な使い方かなーと思います。自分は空き容量が200くらいしかなかったのですが、片っ端から移動させたので1000くらいまで回復しました。


※ 注意点
・セーブデータはWii本体内に入れておく必要があります
・Wii本体に空き容量300が必要
・SDカード内のソフトはWiiConnect24は作動しません(『お天気チャンネル』などは注意)
・32GBまでのSDHCカードに対応するようになったそうなんですが、一部のソフト(『デジカメプリントチャンネル』や『街へいこうよ どうぶつの森』)では反応しなかったという情報あり



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● 「Wiiネット接続できる人ができない人を手助けして500Wiiポイントを両方がもらえるキャンペーン」開始
 公式サイト

 これは岩田社長の講演内で語られたワケではなく、本体更新後のショッピングチャンネルで出来るようになったみたい。500ポイントでどれだけ人が動かされるかに注目したいです。



● Wiiウェアや周辺機器は、サード中心に機会を作っている
 これはN-Wii.netさんの記事に掲載された岩田社長の御言葉。
 つい先日「任天堂は周辺機器出すけど対応ソフトを出さないよねー」という記事を書いたばかりの自分にとっては、「ナルホド!」と思わされる発言でした。

 これは特に「ゲーム開発者に向けた発言」だからなのでしょうが、比較的安価な開発費で勝負が出来るダウンロードソフト(Wiiウェア)や、様々な周辺機器によって様々な入力装置が用意されていることによってアイディア勝負のソフトが作りやすいですよということなのかなと。

 現に、この文脈で語られている『Rock and Roll Climber』というロッククライミングのゲームは、バランスWiiボード対応のWiiウェアらしいですからね。アイディア勝負にも程があるだろう、ロッククライミングって。



● 『ファイナルファンタジー』シリーズがバーチャルコンソールにて5月から配信開始
● 『FFIV ジ・アフター -月の帰還-』がWiiウェアに移植
● Wiiウェア『FINAL FANTASY CRYSTAL CHRONICLES: My Life as a Darklord』

 GAMEWatchさんの記事

 スクエニのターン!
 僕はずっと「ドラクエやFFがバーチャルコンソールで配信される可能性はない。メーカーにとってメリットはないのだから」と言い続けてきたので、申し訳ありませんでした!とまずは平謝りです。

 でも確かに、携帯電話で展開されていた『ジ・アフター』(『FF4』のその後を描く作品)をWiiウェアで展開するのなら、『FF4』をバーチャルコンソールで配信した方がイイだろうし、それならば1作目から配信した方が話題にもなるんですよね。

 これで「ドラクエもFFもないなんてバーチャルコンソールには碌なソフトがない」と叩いていた人達も満足するってことですよね!ワーイ!良かった良かった!!


 にしても……新作たる『My Life as a Darklord』の「プレーヤーは魔王の娘となり、魔物たちの住む塔にモンスターや罠を配置して、塔に攻め込んでくる冒険者を撃退する「世界征服RPG」となっている。」って………まぁ、この手の作品は最近の流行ではあるんですけどさ。



● 「バーチャルコンソールアーケード」
 GAMEWatchさんの記事

 本日、電撃的に6タイトルが配信開始。今後配信予定のタイトルも20以上が公開されています。
 家庭用に移植された版が出ているソフトも多いのだけれど、僕より年代が上なゲーセン世代は「アーケード版そのものに価値があるんだ!」と感涙している人が多いみたいですね。当時は完璧に移植するなんて夢のまた夢な時代だったそうですし。

 そういうものなのか―――と思って、『みんなのニンテンドーチャンネル』でラインナップ映像眺めていたら、『スペースハリアー』の映像に度肝抜かれました。こ、これ85年のゲームなんですよね……85年と言えば『スーパーマリオ』の時代。その頃に、これだけ滑らかな擬似3Dを再現していたのかよ。

 ちなみに「バーチャルコンソール版では、Wiiの「ヌンチャク・スタイル」に対応し、オリジナルに近い直感的な操作感でプレイできるという」そうな。こういう心遣いはイイですね。



● Wiiウェア『きみとぼくと立体。』『あそべる絵本 とびだスゴロク!』配信開始
 Wii.comのWiiウェアページ

 これはGDCとは無関係っぽいんですが、SDカードメニューによるダウンロードソフトの拡充という文脈では外せない話題だったので。
 突如発表されたこの2本のソフト、『とびだスゴロク』は『人生ゲーム』があまりにアレだったので任天堂自らボードゲームを出したのでしょうが(嘘)、注目はもう1本。

 絶対SIMPLE主義さんによると、『きみとぼくと立体。』は飯野賢治さんのソフトだとか。
 若い人に「誰それ?」とか言われても何て答えればイイか分からないからググレ!実を言うと、自分も彼のソフトやったことないんですよねー。サターンユーザーだったからチャンスは幾らでもあったのですが、迷った挙句に他のソフトを買ったことが何度か……

 これを機に、任天堂が『Wiiであそぶ風のリグレット』とか出してくれませんかね。よりによって一番権利関係がややこしそうではあるけれど。



● DS用『ゼルダの伝説 Spirit Tracks』発表
 パッケージソフトの発表はこれくらいだったみたいですね。
 これまでの情報が「SDカードメニュー」と「ダウンロードソフトの可能性」をアピールすることで、開発者達に広く門戸を開く意味があったのに対し……この『ゼルダ』の発表は違和感を覚える部分もあるのですが……

 「DSはまだまだ終わっていないよ」という意味なのかなーと思いました。
 僕は何となく「次の『ゼルダ』はWiiかな」と考えていて、DSで『ゼルダ』や『マリオ』は作っていないと思っていたんですよ。だからこそ、(『ドラクエ9』を除けば)DSにはもうキラーソフトが残っていないよねと言ってきたのですが。
 そんなことを考えているかも知れないサードメーカーに対して、まだまだ任天堂はDSを盛り上げていくんだぞと見せるためにこの『ゼルダ』を出してきたのかなと。


 『ニンテンドーチャンネル』でムービーが閲覧出来ますが、『夢幻の砂時計』から流用している部分もあるからWii版よりも開発が早かったというのもありそうですけどね。Wiiの『ゼルダ』はイチから作らなきゃならない分、もうちょっと時間がかかるのか……


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【発表されなかったこと】
● パッケージソフトの情報は『ゼルダ』1本
 ……「ゲーム開発者のためのイベント」ですからね。E3に期待!
● Wiiモーションプラスの情報も出てこなかった
 ……これは意外。「周辺機器でアイディア重視のソフトを」の文脈で登場させてもおかしくなかったことを見ると、何かトラブルがあったのかも。
● 周辺機器対応ソフトももっと発表して欲しかった
 ……ロッククライミングソフト1本だけだと、インパクトは弱いですよね。
● Wiiチャンネルは?
 ……日本だとそろそろ『Wiiの間』『出前』『からだチェック』が始まるでしょうし、ここで発表する必要もなかったのだと思います。
● 松野氏の新作は?
 ……E3に期待だよ!!
WiiキューブとかWiiリラックスとかの噂は何だったの?
 ……もう周辺機器増やさないでくれ。



 ここ最近明るいニュースのなかったWiiですけど、SDカードメニューやバーチャルコンソールの充実など「今後に向けて」嬉しい情報が沢山出てきた1日となりました。特にSDカードメニューは、常に頭を抱えていた容量問題の解決ということで久々に「任天堂グッジョブ!」と叫びました。

 みんながワクワクするような大作ソフトが発表されたワケでは決してありませんけど、こうやって少しずつ不満が取り除かれていくことが信頼を築いていくのだと思います。次はE3ですかね。E3ではみんながワクワクするようなソフトが発表されることを期待しています。

| ゲーム雑記 | 19:12 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>ゼルダ新作
DSか…夢幻の砂時計は本命のはずのトワイライトプリンセスより売れたので、今作も同じような集客を期待したいですね。
個人的には、次のゼルダはテレビの前に座布団しいてコーラ用意して腰を据えてやりたかったですが…。(夢幻ももちろん楽しかったけど)

>FF配信
ドラクエ3も期待していいんですよね、とわがままコメント。

| 土星産の卵 | 2009/03/26 20:24 | URL | ≫ EDIT

>松野氏の新作
松野氏は海外で発売中のWii用ソフト「MAD WORLD」のシナリオを担当していたそうですけど、それとは別の新作のウワサがあったんでしょうか?

| maenou | 2009/03/28 14:40 | URL |















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