やまなしなひび-Diary SIDE-

変わらない価値のあるもの

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「笑い声」は会議室で足されるべきじゃない!現場で起こるべきだ!

 「笑い声」という演出の傲慢。不倒城さん)

 いつも更新楽しみにしています『不倒城』さんで、「テレビ番組に笑い声は必要か」というお話です。

 あれが“足されたものか”の解釈は人によって違うでしょう。
 僕個人は大きなスタジオを使っている番組での「観覧を募集して集められた人の笑い声」は“自然なもの”として許容できるんですけど、ロケものとかで「VTRをわざわざ別室で観てもらって笑い声を収録してそれを合わせて放送」する番組の「笑い声」は“足されているもの”に思えてゲンナリしてしまいます。今はあまりテレビを観ないので、そうした番組が今でもあるのかは知りませんが。

 ただ、これはあくまで僕の話であって、「笑い声のために観覧募集とかすんじゃねえよ!」という人もいるでしょうし、「笑い声も演出の一部として楽しめる」という人もいるでしょうね。



 そこでちょっと思い出したこと……
 実を言うと、僕は「スタッフの笑い声」は好きなんですよ。

 スタッフが本気で笑っているのか、演出として笑っているのかで言うと、「演出として」の側面の方が強いとは僕も思うのですが―――「仕事をしているはずなのに思わず笑っちゃった」と言い訳が出来る分、自分は許容できるんです。
 同様に、出演者の相手役が笑っちゃうとか、コンビの相方が笑っちゃうとかも好き。もちろん「それが自分にとっても面白い」というのが前提なんですけど、自分の「笑い」と現場(スタッフや出演者、観覧者)での「笑い」が共有されることに意味があるのかなと。

 その結果として、「現場では誰も笑ってないけど自分は面白い」とか「現場では爆笑されているんだけど自分にはちっとも面白くない」とかの差異が生まれてもそれはそれで楽しいのです。「笑い声」というのは、テレビ越しに現場の空気を伝えるための演出手段になるんじゃないかなと―――



 逆に、「VTRを見せて笑ってもらった声を収録して流す」は現場の空気をブチ壊すというか、“加工されている感”が強くてイヤだなぁ……と。天然の温泉だと思って入っていたら温泉の素でした、的な嫌悪感を覚えるというか。




 この話は、ラジオも一緒。
 伊集院さんのラジオなんかは「作家の笑い声がわざとらしくてウザイ」と言われることが多いですけど、自分は上記の理由で許容出来るんですよ。「渡辺さん(構成作家)ですら面白いと思わなかった伊集院さんのギャグが自分には面白かったぞ」的な優越感があるというか(笑)。

 逆に、全く面白くないところで笑われると「あー、この作家さんはこの程度で笑っちゃうんだなー」みたいなことを思いますし。そのズレ具合もラジオの楽しみの一つだと僕なんかは思います。
 あー、でもそうか。そういう意味で「自分が全く面白いと思わなかったところで笑われるから白ける」という意味での「ウザイ」なのか。そう考えると、その意見も分からなくはないか。


のはなしのはなし
伊集院 光

宝島社 2007-09-28
売り上げランキング : 10586

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 しかし……
 それを言うと、ブログで「(笑)」を使ったり文字を強調したり文字の色を変えたりするのも、“加工されている”と嫌悪感を覚える人もいるんでしょうね。

 でも、これを使わないと読みづらかったりするんですよ。
 「そりゃオマエの文章力がないからだ!」と言われても仕方ないんですけど、実際に誤解を招いて「ネタにマジ怒り」とかされると、どーーーーでもいいプライドなんかのために「(笑)」を使わずに誤解を招くことの方が読み手に対して失礼なんじゃないかと迷ったりして。


 まーね、結局のところ「書き手にもそれぞれポリシーがある」ように「読み手にもそれぞれポリシーがある」のだから、全ての人に賛同してもらおうなんて傲慢な考えなんだろうし。テレビでもラジオでも、自分の肌に合わない番組があるのも当然の話なんだろーなと最近は思うようになりました。


 そんなカンジで、日々あっちに行ったりこっちに行ったりな記事を書いています。
 今日この記事を読んで「何このブログ、超つまんね」と思った人も、来週は面白いかも知れませんよ。


B00009AV05踊る大捜査線 THE MOVIE [DVD]
織田裕二, 本広克行, 柳葉敏郎, 深津絵里

フジテレビ 2003-06-18
売り上げランキング : 15477

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| ひび雑記 | 18:12 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんは、しんざきです。こちらこそ更新楽しみにさせて頂いております。

笑い声の「質」というものについてまでは考えていませんでした。いや、実を言うと縁者がYahoo!のエイプリルフールの動画番組を観てまして、そこで背景音として流れていた笑い声が妙に空虚に聞こえたもんで、あんなエントリーになったんですよ。私には、やまなしさんおっしゃるところの「足された」笑い声に聞こえました。

>「笑い声」というのは、テレビ越しに現場の空気を伝えるための演出手段になるんじゃないかなと―――

演出として優れたツールである、ということは確かなんでしょうね。その点ではブログの文字強調も同様だと思います。

| しんざき | 2009/04/06 23:39 | URL | ≫ EDIT

笑い声で強烈に不快感を誘ったのがこないだ見た、、、タイトル失念しましたが、動物の面白いシーン100連発みたいな番組。
主体が動物なんでいつオチるかわからんわけですが、そこで笑いどころに向けて親切に「3,2,1...」とカウントダウンが出て、0になると同時に笑い声演出が入ります。
もうここまで親切だと、「笑え、笑えよ、面白いでしょ?」って感じで、同調圧力に近いものに感じます。

| yocc | 2009/04/07 15:21 | URL |

「スタッフの笑い声」に関しては自分は肯定派ですね。
この笑い声が「ある」のと「ない」のとではかなり番組が持つ温度(みたいなもの)が異なって来ると思います。 特にバラエティーに於いては、出演者のテンションを上げる(または保つ)為の大切な要素の一つなのではないかと。

>構成の渡辺さん
この人の笑い声は〝本気で笑っている〟感じがして、好感が持てます。
番組内でこの人自身の私生活を普段から弄られまくっている所為なんだろーか(苦笑)

| じぇふ茶 | 2009/04/07 22:12 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://yamanashirei.blog86.fc2.com/tb.php/927-691b88e8

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT