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シリーズファンだからこそ、『どき魔女ぷらす』に思うことを書いておく

 “応援”というのは、必ずしも“全てを肯定すること”ではないと思います。
 納得がいかないことがあったのならば、それを素直に書いておくことも大切だと思うのです。


 SNKプレイモア:「どき魔女ぷらす」 異色アドベンチャー第3作、7月30日発売

 去年の東京ゲームショウで「シリーズ継続」が発表されていた『どき魔女』の新作は、『2』のシステムで『1』のストーリーに新要素・新キャラクターを加えてリメイク(松下P曰く、リ・エンビジョニング)するという作品だったそうです。発売は7月末。今回は限定版の発売はなく、初回特典が付くそうな(装着率は100%じゃないそうだからショップに確認が必要)。



 『どき魔女ぷらす』を楽しみにしているファンも多いでしょうから、あくまでも“僕の意見”であることを踏まえて欲しいのですが―――僕は買いません。お金がないというのもありますけど、お金があっても買わなかったと思います。

 これは、僕という人間が「好きな漫画がアニメ化されても絶対に観ない」に代表されるように「同じ話を二度観るくらいならその時間を使って違う作品を観たい」人間であることが一つと。愛着のあるものに手を加えられることへの抵抗を覚える人間だから―――すなわち、「俺が大好きだった『どき魔女』に余計なものを加えんじゃねえ」という想いからです。


 もちろん世の中には色んな人がいますし(だからこそ世界は面白い)。
 「好きな漫画のアニメ化を楽しみに出来る人」も物凄く沢山いることだと思います。同様に、この『どき魔女ぷらす』も楽しみにしている人が少なからずいるのだと思っています。そもそも「ストーリーはどうでもいいから魔女神判がしたいんだ!」という人だっているでしょうしね。
 そこに水を注したいワケじゃないです。シリーズ継続を願う自分も、沢山売れて欲しいと身勝手に思っています。



 ただなぁ~。
 「売上げ」ということを考えてもコレはどうなんでしょうね。

 2年前に発売されたソフトを同機種でリメイクですよ。
 確かに新要素には魅力的なものがなくはないですし、『1』の時も『2』の時も「期待しないで遊んでみたら面白かった」から今回もそうなのかも知れませんが。「手に取ってもらわなければどうしようもない」ゲームというメディアでこれはどうなんだろうと。


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○ 何故「リメイク」なのか
 『どきどき魔女神判』というゲームは「名前は知っているけど遊んだことはない」という人も多いでしょうから、一応解説をしますと―――

・各話ごとに、“魔女容疑者”がいる
→ そのコをひたすらストーカーする
→ 容疑が固まったら、力技で弱らせる(魔女バトル)
→ 弱って動けなくなった体をすみずみまで調べて“魔女の印”を探す(魔女神判)


 改めて文字にすると酷いゲームですね(笑)。
 こういうルールがある以上、魔女神判をする相手は新キャラでないとならないんですよ。だって「魔女かどうかを調べる」という名目があるから変態行為“魔女の印”探しが許されているワケで、既に魔女かどうかが判明しているキャラ相手に魔女神判はできないのです。


 なので、『どき魔女1』→『どき魔女2』はヒロイン8人全員が総入れ替えになりました。
 そして、『どき魔女2』は『どき魔女1』ほどに売れませんでした―――『どき魔女2』が売れなかった原因を「ヒロインを総入れ替えしたからだ」と会社が考えても不思議はないですよね。ギャルゲーでヒロインを入れ替えるということはそれだけリスクがデカく、前作のファンを新作購入に導くことが難しくなるのですから。




 そう考えると―――売上げ実績のある『どき魔女1』のキャラを軸に、もう1作品作ろうという方向性は分からなくはないです。
 どうせならパラレルワールドと割り切って、“同じキャラ”で“違うストーリー”を描けば良かったのになぁとは思いますけど(『舞-HiME』→『舞-乙HiME』みたいなカンジで)。今の段階では、まだどの程度“『どき魔女1』のまんま”なのかが分かっていませんから保留事項です。



 でもさぁ……『どき魔女1』が売れた理由って、そういうことか?と思うのですよ。
 キャラが支持されたとか、ストーリーが支持されたとかよりも、“DSでえっちなゲームを出してやるぞ!”というチャレンジ精神が買われたんじゃないかと僕は思うのです。“とりあえず作った”感の強かった当時の公式HPも、得体の知れない悪ノリを感じてワクワク出来たのです。

 僕は、ゲームとしては『どき魔女1』よりも『どき魔女2』の方が好きですけど。
 『どき魔女2』の発売の頃には、『1』の時のように話題にはならず―――それは決してキャラがどうこうとかストーリーがどうこうというよりは、ただ単に「2度目だったから」じゃないかと思うのです。



 『どき魔女ぷらす』は「3度目」。
 しかも、「1度目」のリメイク(再構成)―――

 「シリーズ継続」は嬉しいけれど、この方法で売上げがV字回復するかなぁ……
 『どき魔女』という名前はネット上では『オプーナ』並に有名なんだから(多分…)、そのキャラを使って他ジャンルのソフトを作るとかじゃダメだったんですかねぇ。禄に予算もかけられないというのなら、ダウンロードソフトという手もあるし……


 マジメな話。
 僕は「シューティングゲームになってしまった格闘ゲーム」が羨ましかったですもの。あぁ、こっちにはお金かけて新作を作ってもらえるんだ、と。そりゃ片や看板作品、片や数万本レベルの新参作品ですけどさ。




 まぁ、何だろ……
 『どき魔女ぷらす』の第1報が流れた時、色んなサイトで「また出すのかよ、それでもファンは買うからイイ商売なんだろうね」みたいに言われてて悔しかったのですよ。オマエは『どき魔女2』の売上げを知っているのか、と。限定版がどれだけ値下がりしていたのか知っているのか、と。つか、今でも62%オフで売っているのかよAmazon。どれだけ入荷していたんだ。

 人気商売ですからね、人気がないソフトは続編も出ないし、『どき魔女』よりももっと悲惨なソフトは山ほどあると思います。リメイクとは言え新作が出るのだから喜ばしいことなんでしょうけど……この方法で果たしてみんなが幸せになれるのかなぁ。


(関連記事:エロ萌えに隠された青春物語『どきどき魔女神判!』紹介
(関連記事:前作ファンを幸せにする続編、『どきどき魔女神判2(DUO)』紹介


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| ゲーム雑記 | 17:57 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

リメイクじゃなくて「ベスト版」という感じに、値段を下げて再販売した方がそういう葛藤はなかったのかもしれませんね。

でもなぜか、DSってベスト版みたいに値下げして再販売するケースが凄い少ないみたいなんですよね。
あれはなんででしょうか?任天堂の方針とか?

PS系みたいに、なんでもかんでも半年くらいでベスト版が出るのも別の問題があるとは思いますが、龍が如くのシリーズとかベスト版の方が売れるなんてケースもあるわけで、ある程度知名度がある作品は、値下げしてメーカーに儲ける機会をもう一度与えるのもアリじゃないかと思います。

| アララ | 2009/05/12 21:53 | URL | ≫ EDIT















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