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『ドラゴンクエスト9』が狙う「どうぶつの森の“次の1本”」の位置

 定期的にやってくる「買ってもいないゲームの話をアレコレ語るよ」エントリですよ!
 正直言うと、「こんなに評判イイなら買っておけば良かった」と思っていますけど……自分は6月の段階で『トワイライトプリンセス』を選んだので仕方ないです。流石にRPGを2本連続でプレイする時間はありませんでした。



 さてさて。
 色んな人の『ドラクエ9』の感想を読んで、色んな反応があるもんだなーと楽しんでいた僕ですが。特に「おおっ!」と思ったのは、この人の率直な感想でした。アニメ『けいおん!』で田井中律を演じていた声優の佐藤聡美さんのブログより。


DSinキリンくん。

<以下、引用>
今まで、脳トレとどうぶつの森しかやらなかった私に
ゲーマーへの道を歩ませるとは…!

おそるべし!ドラクエマジック*`Å´*
</ここまで>



 しゅがりん可愛いよ、しゅがりん。
 ……という僕の感情は置いといて。佐藤さんは元々ほとんどRPGをやったことがなかったのだけど、声優仲間に勧められるがままに初めて『ドラクエ』を買い、不慣れながらも「すれ違い通信」をするくらいにハマっているとか。


 もちろんこれは単なる一ケースでしかないですし、
 声優業界なんてかなり特殊な人達の集団だと思うのですが……

 スクエニや任天堂も、こういうケースを狙っているみたいなんですよね。
 それが分かるのが、最近始まった「1週間やってみました ドラクエ9」というTVCMTouch-DSやニンテンドーチャンネルから観られます)。一般人に『ドラクエ9』を渡して1週間遊んでもらって、感想を言ってもらうというCMなんですが―――この人選が“まさに”という人選。


● 38歳 主婦
 …ストーリーを追うゲーム自体が初めて。子どもやママ友達と一緒にプレイ。
● 32歳 男性
 …『ドラクエ』は1~4までをプレイ。変わらないドラクエを懐かしく楽しんでいる。
● 22歳 女性
 …『ドラクエ』は男の子のゲームだと思っていた。敵キャラの可愛さや、着せ替えを楽しんでいる。


 「主婦層」「懐古層」「女性層」―――
 2006~2007年頃のDSバブル時に、任天堂が「ゲーム人口の拡大」で取り込んだ代表的な層です。欲を言えば主婦層はもうちょっと年齢が上の方が良かったんじゃないかと思いましたが、そこまで徹底するとウソ臭く見えてしまうというのがあるのかもですね。



 当然ながら、このCMに登場する3人は「ドラクエ9のメインターゲット」ではありません。
 メインターゲットな層はもう既にソフトを購入して遊んでいるでしょうから、ここから先のCM展開は「ドラクエという名前は知っているけど、まだドラクエ9を買っていない人達」を狙うものです。そういう人達にとってどういう要素が魅力に感じられるのか、しっかりと考えて作られたCMだなーと思うのです。
 台本があるのか、ある程度自由に喋らせているのかは分かりませんけど、CMで使っている部分は意図して選んでいるのでしょうからね。



 「22歳 女性」というのは、冒頭でブログを紹介した佐藤さんと同年代。
 この女性がCMで語っている言葉を切り取ってみると―――

・ドラクエは男の子のゲームだと思っていた
・『1』やっていないんだけど、いきなり『9』からでイイの!?と不安だった
・主人公を女の子にして、自分設定を考えている
・敵のモンスターが可愛いけど、攻撃されるとイラッとする


 実際、『ドラクエ9』をまだやっていない人にとっては「主人公を女の子にしてプレイできる」ことすら知らない人も多いんじゃないかと思います。若い女性が、主人公を女の子にして楽しくプレイしている様子を語らせることで―――「自分もやってみようかな」と思わせる狙いがあるんでしょう。

 んで、冒頭に紹介した佐藤さんの話に戻るワケですよ。
 脳トレとどうぶつの森しかゲームをやっていなかった佐藤さんが『ドラクエ9』にハマった話のように。このCMは『おいでよ どうぶつの森』の“次のソフト”として、この『ドラクエ9』を勧めようという狙いが見られるのです。

 主人公を自分で作れて、自由に着せ替えられて、友達と協力プレイが出来て―――
 一説によると堀井さんが影響受けたなんて話もありますが、『ドラクエ9』は『どうぶつの森』とかなり共通点があるんですよね。

 んでもって、自分は『9』はプレイしていないんで『9』がどうかは分かりませんが……代々『ドラゴンクエスト』シリーズというのは「生まれて初めてRPGを遊ぶ人」でも楽しめるように心がけて作られていましたからね。RPGの入門ソフトとしては、これ以上ないソフトなのです。敵キャラも可愛いですしね。




 『レイトン教授』が『脳トレ』の“次の1本”として確固たる地位を築いたように。
 『ドラクエ9』が『どうぶつの森』の“次の1本”として確立されれば、『ドラクエ9』1つのソフト売上げが上がるというだけの話ではなく、今後のゲーム業界に大きな意味を成すと思うのです。


 『ドラクエ9』以降、特にDSではRPGの発売が続きますからね。
 「初めてRPGを遊んでみたんだけど、面白いね!」と思った人が一人でも多ければ、更に“次の1本”としてRPGが選ばれることもあるでしょう。それは別にDSに限らず他機種かも知れませんけど、ここ数年あまり元気がなかった“和製RPG”が復権する一つの起爆剤になるかもですよ。



 そしてまぁ、このCMを始めるタイミングが「お盆休み」にキッチリ合わせられている辺りも流石。
 初代『脳トレ』が「お盆休み」に口コミで広がったという例もありますし、最近は旅行等のお供に携帯ゲーム機用のRPGが買われるというケースも多いそうですし。結果論で言えば、『ドラクエ9』の7月発売というのは完璧なタイミングだったんだなぁと思います。

 「おかげでモンハン3が…」とは思うけれど、それは別の話だ!


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