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DSでギャルゲー決戦!『ラブプラス』vs『アイドルマスターDearlyStars』

 「買いもしないのに応援するとは何事か」と言われるかも知れませんけど、買わないからこそせめて応援くらいはさせてくれっ!という切なる願いをこめてのエントリ。この2本のソフトの向こうにあるものを僕は見てみたいのです。



 コナミとナムコ。
 ナムコとコナミと言った方がイイでしょうか。

 80年代からずっと日本のコンピューターゲーム業界を引っ張ってきた代表的な2社です。
 ナムコの『源平討魔伝』をコナミがパクって『月風魔伝』を出したり、ナムコの『ファミスタ』一強独裁をコナミが『パワプロ』で打破しようとしたり、互いに切磋琢磨し合いながら日本のゲーム史を築いてきた2社と言えるでしょう。この二例だと、コナミが一方的に仕掛けているだけな気もするけど。



 そんな2社が、たまたまなのか何なのか。
 同じような時期に、同じように「ギャルゲー」とカテゴライズされるゲームソフトを、でも全く違うアプローチで、どちらもニンテンドーDS用ソフトとして発売するというのだから面白いなーと思ったのです。
 やじ馬的な視点で「さて、果たしてどちらが売れるかな?」と楽しみにしている部分もありつつ、でもやっぱりどっちも売れて次の商品展開に是非繋げて欲しいなぁと思うのです。

 この2作品が売れるかどうかで、今後のゲーム業界の未来が決まると言っても過言じゃ……なくはないと思うけれど、「ギャルゲーの未来」を決める2作品だとは思うのですよ。


ラブプラスラブプラス

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● コナミの『ラブプラス』
 何度か書いていることなんですが……
 自分はギャルゲーやエロゲーの製作者やファンの方々を尊敬していますし、こういう文化が絶えずにいつまでも続いて欲しいなぁと心の底から願っています。でも、自分ではギャルゲーやエロゲーが遊べません。何周もプレイして複数のヒロインを攻略することに躊躇してしまうから。

 大好きなヒロインがいるからゲームを買うのに!
 そして、そのヒロインと結ばれたというのに!
 「ハーイ、最初から始めますから今度は別のコを選んでねー」と言われても、今結ばれたヒロインのことを忘れて他のヒロインを選ぶなんて俺にはムリなんだよっ!!(魂の叫び)

(関連記事:一本のゲームを何周も遊べますか?
(関連記事:ギャルゲーとはヒロイン達の抱き合わせ商法なのか


 ということで、この『ラブプラス』。
 このゲームはヒロインとくっ付いた後の「恋人関係」を楽しむゲームということで……周回プレイを前提にしていない、選んだヒロイン一人とずっと仲良くしていられるという念願のゲームなのです。ギャルゲーの常識を覆す意欲作なのです。


 そうだよ!俺達は「彼女を作る」ことがしたかったワケじゃないんだよ!
 「彼女とイチャイチャする」ことがしたかったんだよ!!


 心の底からコナミグッジョブ!
 しかし、新しいことを始めるのにはリスクが伴うもので……「コミュニケーション」を第一に置いたゲームである以上、ヒロインの数を沢山用意することが出来ず、既存のギャルゲーファンから「ヒロインが3人しかいないなんてクソゲーだろ」と批判されているのも目にしました。これまでずっとギャルゲーを応援してきた人からすると、そういう意見が出ても仕方がないんでしょうね。


 その限られた「3人のヒロイン」で幅広い需要を獲得しなければならないという難題の中。

・高嶺の花なお嬢様:高嶺愛花(cv.早見沙織)
・ツンデレツリ目な後輩:小早川凛子(cv.丹下桜)
・おっとりしたタレ目な先輩:姉ヶ崎寧々(cv.皆口裕子)

 「苗字はふざけてんのか」と思わなくもないですが、とりあえずツボを抑えた3人になっているんじゃないかなと思います。個人的には姉ヶ崎さんがタイプです(筆者はタレ目スキーなのである)。
 キャスティングは結構な冒険ですよね。丹下さんの起用はかなり話題になりましたが、このゲームを最もありがたがるんじゃないかと思う中高生男子にとっては「……誰?」と思われても仕方ないですし。その反面、このゲームの場合は声優さんのイメージが強すぎるのもネックになるかもと思ったり。


 既存のギャルゲーとは違う価値観で生まれたゲームですから、どれだけ認知させられるかが勝負だと思うのですが……「日本男子ラブプラス計画」とかワケの分からないことをしたり、道端でラブレターを配ったり。うーん。
 『たまごっち』とか『おいでよ どうぶつの森』が流行ったのは、「ちょっとコレ見てよ」と自分の育てたものを人に見せたい欲求が上手く作用した結果だと思うのですが……『ラブプラス』はなかなか「俺の彼女、見てよ!超可愛いんだぜ!」とは言いにくいでしょうしねぇ。それが出来るような男(漢)になりたいです。



● ナムコ(バンダイナムコ)の『アイドルマスターDearlyStars』
 対して、2週間後に発売する『アイマスDS』―――
 言うまでもなく、アーケード・Xbox360・PSPと展開してきた『アイドルマスター』の最新作なんですが。『ドラクエ』本編に対する『ドラクエモンスターズ』のようなもので、今まで『アイマス』に触れてこなかったような人に向けて“新しいハード”“新しいジャンル”で門戸を開く狙いがあるんじゃないかと思います。言うなればスピンオフ作品。

 この記事では敢えて「ギャルゲー」という言葉を使いましたが、実際には「女のコが主人公のアドベンチャーゲーム」であって「ギャルゲー」ではないんですよね。そもそも『アイマス』自体に恋愛要素があるのかという話にもなりますし。



 『忍之閻魔帳』さんの紹介記事にも、『アイマス』シリーズが意外に女性に支持されていると書かれていました。
 でも、よくよく考えてみれば……女性には元々「可愛い女の子に可愛い服を着させる」ことを楽しむ文化がありますし、華やかなアイドルの世界への憧れなんかも強いでしょうし。ハード所持率の問題を除けば、『アイマス』は最初から女性に支持される要素は持っていたのかもと思うのです。


 んで、女性比率の高い&アドベンチャーゲームが売れるDSでの商品展開なワケです。
 『リズム天国ゴールド』『ガールズモード』『トモダチコレクション』……と、ここ1年間で任天堂が成功させたソフトというのは実は女性ユーザーを意識したものばかり。逆に男性ユーザー向けの商品は任天堂であっても苦戦する傾向が続いています。
 半分が女性ユーザーなんだから当然なんですけど、今でも「ゲーマーと言えば男」「女はゲームにお金を使わない!」みたいな先入観で女性ユーザーを逃している会社がある一方で―――しっかりとターゲットを絞って、ターゲットに向けた商品展開をしているナムコは流石だなぁと感心します。


 もちろん今までの『アイマス』ファンを蔑ろにしないためにも、スピンオフ作品でありながらこれまでのキャラが登場して新主人公達を導いたり、『アイマス』世界を広めるために抜かりもなし。情報を小出しにしたり、ニコニコ動画でプロモーション番組を展開したり、可愛げがないと思うくらいに“磐石”。

・偉大な母を持つ元気っこ:日高愛(cv.戸松遥)
・元引きこもりのネット中毒者:水谷絵理(cv.花澤香菜)
・女装美少年:秋月涼(cv.三瓶由布子)

 3人の主人公も磐石……なのかは、正直よく分からん。
 キャスティングは間違いなく“磐石”ですね。言ってしまえば「今ノリにノっている」3人の起用なワケで、このキャスティングに魅力を感じる人に売りたいワケですよ。先に書いたニコ動のプロモーション番組とか、ラジオとか(今週土曜のアニスパ@文化放送に出演!)、この3人が広告塔となって売っていく展開も見事です。
 プロモーション番組で三主人公それぞれの序盤シナリオが見られるんですが、日高愛の話は普通に面白そうだなと思いました。偉大な母を持つが故にコンプレックスを持つ娘の話。


 しかし……商品展開という面では、『アイマス』というブランドが強すぎるというのは不安材料かも。
 ちょっと言葉が悪いかも知れませんが、本来売りたい層に「アイマスってヲタク向けのゲームでしょ?」と敬遠される可能性は高いかも……と。『アイマス』=有料DLCというイメージを持って嫌悪している人もいるでしょうしねぇ(DS版は有料DLCはないらしい)。
 これまでの“プロデューサーとなってアイドルをプロデュースするゲーム”から、“女のコ主人公がアイドルを目指すアドベンチャーゲーム”へとジャンル変更したこともあんまり認知されていないっぽいですし、残りの2週間でどれだけアピール出来るかが鍵かと思います。


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 どちらの作品も是非売れて欲しいのだけど、不安要素が強いのも確か。
 プッシュしている僕自身が買わないのもそういうところに理由がありますしね。


 いや、まぁ……うん。正直な気持ちを書きますと。
 もしヒロインにアホな子(cv.豊崎愛生)がいたら『ラブプラス』でも『アイマスDS』でも買っていましたよ。
 『ラブプラス』は特に「ヒロインを好きになれるか」が購買意欲に直接関わってくるので、この3人のヒロインでどの程度売り上げられるのか、期待もしているけれど不安も大きいです。

 でも、是非売れまくって『ラブプラス2』には豊崎さんを!
 という僕自身の願望はともかく。女性向け『Girl's Side』バージョンのような展開は十分にありえますし、ぶっちゃけた話これって“二次元”に限定された商品じゃないですからね。女性アイドルグループ(今で言うならAKB48とか?)のバージョンとかを他社がパクって出したら面白いんじゃないかと思ったりします。


 『アイマスDS』は売上げとしてはある程度は安心できると思うんですが……
 どれだけ新規層を開拓出来るかで、今後の『アイマス』シリーズの展開も変わるんじゃないかと考えたり。大量の女性ユーザー獲得に成功したなら、Wiiでの展開もありえますもんね。バンナムは『ハッピーダンスコレクション』で女児層に実績残していますし、何気に任天堂の次にファミリー向けソフトで成功しているメーカーですし。



 もっともっと言うと……
 今年は『ドラクエ9』に『ポケモン金銀』リメイクなんかがあるのでソフト売上げは高くなるでしょうが、DSはそろそろピークアウトの時期に入る頃合だと思っています。マジコン問題がなければもうちょっと引っ張ったかも知れませんけど、『ドラクエ』ブランドが効かない欧米市場では徐々に縮小し始めているそうですからね(元が巨大過ぎたというのもあるんだけど)。

 DSiによって「ダウンロードソフト」の足がかりも作っていますし(こちらは接続率の低さが深刻みたいですが)、2010年末に“DSの後継機”が登場というシナリオを自分は予測しています。ひょっとしたら、今度も“PSPの後継機”との直接対決かも知れませんね。
 そう考えると、この時期に『ラブプラス』や『アイマスDS』がどの程度の実績を残せるのかによって、サードメーカーが次世代携帯機にどう注力していくのかが決まるのかもなぁと思いました。

 言ってしまえば、DSでコアなファンを獲得しに行った『ラブプラス』と。
 言ってしまえば、DSのライトユーザーを狙いに行った『アイマスDS』―――さぁ、結果は果たして。

| ゲーム雑記 | 18:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

忍さん以外にも小売の人のサイトはアイマスDSに結構注目してるっぽいですね。
ttp://headline.project-times.jp/article/124578631.html
ttp://headline.project-times.jp/article/125852272.html

| ああああ | 2009/09/03 01:10 | URL | ≫ EDIT

「ラブプラス」はともかく、今作のアイマスの登場キャラは(今までのシリーズと比べて)やや変則な感じがしますね。
新規ユーザー獲得を目指すなら、攻略対象は「年下」「同い年」「年上」で解りやすくまとめた方が良かったのでは……と思います。 まあ今更な話なのですが(苦笑)

ドラゴンクエスト9の配信クエストで仲間が増えたりするのと同じ様に、攻略キャラが増えたりするんでしょうか?

| じぇふ茶 | 2009/09/03 01:58 | URL |















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